退職した後は

退職すると翌日から健康保険の被保険者の資格を自動的に失いますが、一定の条件を満たしていれば、継続してアイシン健保の被保険者となれるしくみがあります。これを「任意継続被保険者制度」といいます。

任意継続被保険者となれる人

次の全ての要件を満たしていることが必要です。

1. 退職等により健康保険の被保険者資格を失った方
2. 資格を失った日まで継続して2ヵ月以上被保険者であったこと
3. 資格を失った日より20日以内に任意継続被保険者となることの申請をすること

任意継続被保険者でいられる期間

任意継続被保険者となった日から最長2年間です。

• ※75歳になると後期高齢者医療制度に加入するため、2年以内でも資格を喪失します。

負担する保険料

被保険者の自己負担分と事業主負担分をあわせた全額を自己負担します。任意継続被保険者になると、事業主による保険料負担はありません。毎月10日までに自分で保険料を納付します。

保険料の納付方法は月払い（口座振替）のほか、一定期間の保険料を一括して納付する前納があります。（4月～翌年3月分）

標準報酬月額

保険料計算の基礎となる標準報酬は、資格喪失時の標準報酬月額か、前年9月末日現在のアイシン健保の全被保険者の標準報酬月額の平均額を比較して、いずれか低い額に決められます。

保険給付の内容

出産手当金と傷病手当金は支給されません。それ以外は法定給付・付加給付ともに在職中と同様に支給されます。

• ※資格喪失後の給付に該当する場合は、出産手当金と傷病手当金も支給されます。

任意継続被保険者の資格を失うとき

次の事由に該当した場合は、任意継続被保険者の資格を失います。

1. 被保険者となった日より起算して2年を経過したとき
2. 再就職して、他の健康保険等の被保険者となったとき
3. 死亡したとき
4. 後期高齢者医療制度の被保険者となったとき
5. 上記（1～4）の理由以外で脱退を希望する旨を保険者に申し出たとき
   （喪失申出書受理日の翌月1日喪失）
6. 保険料を指定された納付期日までに納めないとき

退職前に継続して1年以上被保険者期間があった方は、資格喪失後も、傷病手当金、出産育児一時金、出産手当金、埋葬料（費）を受けられる場合があります。

ただし、この場合、付加給付は支給されません。

参考リンク

• 病気で仕事を休んだとき

参考リンク

• 出産で仕事を休んだとき

参考リンク

• 出産したとき

参考リンク

• 死亡したとき